2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

音速

極寒の川沿い ポケットの中のほうがあたたかい手を風にさらして促した 甘く苦い空気 それはそれは痛々しい師走の夜 不安と不満が表立って 勇気をふりしぼった乙女の告白、 というのは見せかけで(もちろんそれもある) あれはつめたい自己防衛 自分に言い聞…

くびれ

予定の凝縮 ありえないありえないありえない どうもこうもないから 無に近付けて 時刻だけ見て 寝る

降り損ねSNOW

触れない そんなの脇目もふらずに 通り過ぎてく ねえ クリスマスって なんのこと(にっこり そもそもわたしは23、25バイト んで24バイトだってフォー! おまえらほんとやる気ねえないろいろ とか ことしは誕生日におめでとうってゆってもらって 花火をいっし…

アニアニアニ

響かない届かないぜんぶ覆い隠してそれでもう明日からは なにも鳴らなくて過去だけが錆びて転がっているように だからもうごめんねかなしいきらりきらりきらい しずかに落ち着いていくんだなあ かわいた愁いを帯びて、鈴の音が 細胞膜 空き缶 縮小 なにも告…

ああああ

いつもあんな感じじゃん、 みんなが言ったううんちがうよ ぜんぜんちがう わたしだけが感じる違和感 だって明らかに、 とか お前なにさまだよってゆう うん、そう 思い過ごしで済んだらどんないにいいか 寒空にひかる月 どこかの家の夕飯の匂い 閑散 電話し…

十日

君の気をひくのに必死で でもそれも空回りで 結局はやめに帰してしまった 危機感だけが募って いままでだったら例外はないのだけど みんなのフォローも寒空に消えて行く

four

めずらしく 行きも帰りも特快に乗った この電車は わたしと君を ひと息に、ひと駅で繋ぐのに とてもとても近くなるはずなのに (ゆっくり近づいたほうが ちゃんと見える気がする) なんてゆうか むしろ ぜんぜんなんにも 速くも近くもなく 無言の日々が続く…