カナシミ

へんな寒気がする。
足が妙につべたい。
異常なまでに情緒不安定。


モー参った。
つらい。きもちわるい。じぶんほんときもちわるい。なにこれなんなのこの不安は。悪魔でもとりついてるんすかね。背中がぞわぞわする。
机の中にニードルがあったな。なんか刺してみたら取っ払えるかな。




デロデロ泣いてた。嗚咽が止まらない。
でもみんなそんなわたしを放っておくのね。
そっとしておくやさしさ?
ごめん、ちょっと、ちょっとだけ助けてくれないかな、って言いたいけど言えない。
また嫌なことばっかり考えちゃって、被害妄想でぶくぶくに肥える。




おぼつかない足取りで、亡き父の書斎に行く。ヒーターに手をかざす、寒がりの父の残像を想う。なんだかものすごく泣けてくる。当たり前だ阿呆。




鼻水と涙をダラダラ流しながら自室に戻って卒業アルバムを開らく。
ついさっきまで一緒にいて縋って困らせたあの子の、7年前の写真を見て笑う。ほっぺぽにょぽにょだーちょううけるかわいい。いつも不機嫌そうに、寒そうに、だけど構ってほしそうにしてた、わたしの手をひたすら煩わせたガキ。大きくなったね。心。なんてえらそうに。




前はもっと無敵だったのに、わたし。
なんでこんなうまく立ち回れないんだろう。
ひとりがさみしい、みたいな。話をしたいのにうまくできないのがもどかしい。壁を、壁を、壊したい。膨らましてはじけて飛び越えてあなたと握手したい。…のに、行動が伴わない。うまくいかない。




ごめんなさいって言葉ばっかり。涙と羞恥に溺れそう。みんなそゆときってあんのかな。わたしだけな気がしてならない。こんなに過剰になるなんて。まじあたまおかしいとおもうよこれはまいった。