絶対的

J-POP

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『部長、一点よろしいでしょうか。』
とかゆっちゃってる自分にいまだにびっくりしちゃうぜ。
嘘だろおおおおお。わたしがいっちょまえにみなみあおやまのおーえる!!!!!11
てゆうかもう四年目なんですよ。嘘だろおおおおおおおああああ。
こんなんでいいのか。よくないだろ。
キャリアアップとか、給料アップとかないのか。ないよ。
先が思いやられるわ。わわわ。こんな時代。あああああ。
こまったな。生きて行かんと。なんにしても。


花火を見た。
ぼうぼうの草の上に、100円ショップで買ったレジャーシートを敷いて。
たこ焼きを、かき氷を食べながら。
手を繋いで人ごみの中を歩いた。
たぶん今年で6回目。それか5回目。同じ人と。
提灯の灯り。雑踏、ざわめき。
汗ばんだ手で、ペットボトルをべこべこ潰して、
サンダルを脱いで、笑い合って、
疲れた足でひと駅分、歩く。
いろんなカップルがいるなあ。
わたしたち、だいじょうぶかな。カップルっぽいかな。
なんて。


重なる影を、ダイヤみたいなかたくてゆるぎないきらめきを夢見て、
ひとりの朝が来る。
、 ふたりでひとつなんて嘘だ。